第4話「ゆっくり」

時代や技術の変化がどんどん加速・・・。

絵本セラピーというワークショップ(体験型講座)を始めてから干支がひとまわりしました。12年間を振り返って感じるのは、時代や技術の変化がどんどん加速しているという事です。12年前の日本に存在していなかったものは・・・Twitter、Facebook、InstagramなどのSNS、そしてスマートフォン(英語と横文字ばかりですね)。いまや電車に乗ると多くの人がスマートフォンの画面とにらめっこ。ゲームをしながらオンラインでつながっている画面の向こうの誰かとチャット(雑談)しています。隙間時間があるとスマートフォンの画面を開いてそのまま・・・。便利になったはずなのに、情報や時間に追われてむしろ忙しくなっている気がするのは私だけでしょうか。
「ゆっくり過ごすって何だっけ?」となってしまいそうな現代人に、ゆっくりの達人「かたつむりくん」の哲学をご紹介しましょう。

7月の一冊 かたつむりくん ―ゆっくりだって、いいのよ~ん―
かとうまふみ作 <風濤社>

小さな勇気をもらえる1冊 「かんけり」

お庭の哲学者・かたつむりくんの「ゆっくり ゆっくり哲学」

物語

かたつむりくんは、ゆっくりゆっくり進みます。雨が降ってきて背中に乗せたてんとう虫に「もっと早く」と言われても「目の前にあるものをじっくり味わうのよ~ん」。
かたつむりくんは誰とも比べず競わず、物事をいろんな角度から見ます。
「いつも同じものなんて、ないのよ~ん」。
そして時には自分の殻にこもって、ゆっくり待つ時間も大事にするのです。

ソムリエのひとこと

お庭の哲学者・かたつむりくんの「ゆっくり ゆっくり哲学」
あんまり急ぐと周囲が見えなくなりますよね。たまにはゆ~っくり動いてみると違った世界が見えるかもしれません。雨の日はこの絵本を開いて、かたつむりくんの言葉を体にゆっくり入れてみてはいかがでしょう。
効率やスピード以外にも大事なものがあったことを思い出すかもしれません。
魔法の呪文は「ゆっくりだって、いいのよ~ん」。

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この記事を書いた人

絵本セラピスト協会代表

「絵本でいつの間にか世界平和」を目指して、大人に絵本を紹介しています。絵本で人をつなぐプログラム「絵本セラピー®」の普及のため2009年絵本セラピスト協会設立。「絵本セラピス ト®」資格認定者は1000人以上。今日も世界のどこかで大人に絵本を読んでいます。

日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー、一級建築士。

著書に「絵本はこころの処方箋」「絵本はこころの架け橋」(瑞雲舎)。

2018年韓国で「絵本セラピーってなんだろう」出版。



■絵本セラピスト協会 http://www.ehon-therapy.jp/



絵本はこころの架け橋絵本はこころの架け橋

大人のための絵本セラピー②

岡田 達信 著 <瑞雲舎>