Chapter7 「いつもと同じ」瞬間など存在しない

自分の人生を生き切る。「今」を味わうという感覚。マインドフル状態。

前回のほっとメッセージのプロ・アクティブ代表ガッツさんのコラムに、「人生を生き切る大切さ」という言葉がありました。実は、ボクの2大テーマは「人生を生き切る」ことと、「大切にしたいと思うことを大切にする」なんです。
前回ご紹介した「マインドフルネス」は、巷では仕事での能力向上や人間関係を円滑するスキルなどとも言われることがありますが、ボクがやっている理由は、まさに「自分の人生を生き切る」ためです。
ボクは仕事柄、ガンなどで余命宣告をされた方の相談を受けることも多く、そういう方々は、余命宣告をされたその日を境に突然1回の食事の時間を大切にするようになったり、家族との会話が愛おしくなったり、通勤路で見る何気ない季節の変化に敏感になったりと、突然「今」を生きるようになります。

日常で行うことができるマインドフルネス「食べる瞑想」を実践された方は、一口ごとに食感や味わいが違うことに気づかれたと思います。
私たちはついつい、「いつものこのご飯おいしい」とか「いつも通りの味」だとか言ってしまいますが、本当に味わうと、「いつもの味」などというのはない、ということに気づきます。
通勤路もいつも同じ風景ではなく、木の葉の色や数も日々刻々と変化しています。歩いている場所も1ミリと違わず昨日と同じ場所を踏んで同じ感覚で歩いているわけではありません。私たちは生まれてから死ぬまで、全く同じ一瞬を経験することはないのです。 それに気づくのが「今」を味わうという感覚。マインドフルな状態です。
今は健康長寿を目指す風潮もありますが、常に明日の予定のことを考えていたり、テレビを見ながらごはんを食べていたり、過去の思い出に浸っていたり、老後に不安を覚えながらただ長生きした人より、短命で終わっても今を味わい尽くした人の方が自分の人生を生き切ったと言えるんじゃないかと思うんです。
それを、余命宣告されてから、もしくは死に際から始めるのではなく、「今」から始めてみませんか? 次回は、日常で出来る「今を味わう」マインドフルネストレーニングについてもう少しお伝えしたいと思います。

日常の様々な動作の中でマインドフルネスを行う
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この記事を書いた人

さとうけんいち

ライフアーティスト

料理勉強家

作家



1971年生まれ。青山の一等地で世界最先端のビジネスから一転、岡山の山奥の民宿「百姓屋敷わら」へ。日本の自然食の先駆者である船越康弘氏を師と仰ぎ、修行する。

古今東西の医学・健康法・美容法・心理学・運命論・座禅から瞑想法まで、幅広い知識と深めた経験を元に自身の活動を開始。聖地でのリトリートツアーや料理教室、断食アドバイス、講演会、執筆など、日本内外幅広い分野と地域で活動。

コンセプトは「本来の自分に還る」「日常の中で人生の質を上げる」。



著書 小冊子『今、ここ、サトケン』

https://www.ta-ki-bi.jp/