修職

ほっとメッセージ

情報に溢れ、選択肢が多すぎて 選びにくくなっているのでは・・・?

こんにちは。お元気でいらっしゃいますか? 早いもので年明けからあっという間の3月。 卒業式のシーズンです。 武田鉄也さんの“贈る言葉”という歌があちこちで聞こえてきそうですね。 ちなみに来年の今頃は、私の娘もおかげ様で大学卒業で就職です。 そんな彼女は今年に入ってから早々に来年の就職活動、いわゆる“就活”に励んでいますが、これが結構大変そうです。 最近の就活は、ネット社会ゆえ、無数の会社の中からある程度自分の興味や価値観に合った所をいくつも選んで事前に簡単な自己PRを出しておき、逆に企業の方はそのたくさんの応募の中から吟味した人を集め選んでいく・・・。 昔では考えられないような職選びと採用方法になってきている・・・。 そんな話を娘から聞かされると、なんだかいいような悪いような複雑な気持ちになってきます。 ひと昔前は今とは全く比較にならないくらい情報が少なかったので、履歴書を書いて持って行く会社はせいぜい5社前後だったと思います。 それくらい選べなかったし、選ぶ時間もなかったように思います。 その分真剣にもなれましたし、迷わなくて済んだような気がしますが、今の学生は余りにも選択肢が多すぎて迷い、何がいいのか本当なんだか選べなくなってしまい“頭でっかち”になりすぎて、かえって不幸?になっているような気がしてなりません。 時代が成熟し、進化し、便利になった分、物や情報が溢れすぎて、本当に真実を語りかけ、伝えてくれるものに出会いにくくなってきている部分もあるように思えてなりません。 社会自体が情報や物に溢れた“肥満体質”になり、生活習慣病になりかかっているのかもしれませんね。 そして、長引いた構造不況の結果、余裕がなくなった企業では、人を育てる「情」やそれを育む「器」が養われていなかったりして、簡単に人を切ったり貼ったりしてしまう“半沢直樹の倍返し”のような会社も意外と少なくはない・・・。 いざ希望に満ちて入ってみると、「こんなはずじゃ・・・」という思いをすることになる・・・。 今どき、相思相愛で一生涯働き続けられる会社や職業に出会えることほど幸せなことはないのかもしれません。 ましてや自分の才能や個性、スキルに早くから目覚め、一つの職種で夢や目標を持ち続け、実現できる人は、本当に尊敬や憧れの存在になります。 今年からイタリアのACミランに移籍し活躍しているサッカーの本田選手に、皆が憧れ注目するのも、どこかで自分が果たせなかった夢を彼が体現していっていることに、自分事のように賛辞を送り、応援したくなるからなのかもしれません。 夢を実現していっている当の本田選手は、もちろん厳しい試練を日々克服しながら華やかな舞台に立ち続けていることを最高の幸せだと思い、ワンプレイ、ワンプレイに命を懸けている・・・。 そんな姿を見ながら、彼を応援している私達も無意識に大きな刺激を受け、日々自分自身を鼓舞し、励まし、勇気づけながら、日常の様々な試練を同じように乗り越えている・・・。

もしかすると、私達も同じように凄いんじゃないの? “随所の主”となって、“一隅を照らす”存在に。

本田選手には、ゴールを決めたり、チームの勝利に貢献し、結果を出すという大きな使命があります。 しかしそれ以外にも、言葉や人種のハンディキャップがあったり、様々な文化や価値観のコミュニケーションギャップがあったり、強烈な個性と自我のぶつかり合いがあったり、不調やチーム事情で試合に出られないもどかしさがあったり、いつケガをするか?ケガをしたら再起できるのかというあせりや不安があったりなど、私達が想像もつかないようなたくさんの試練があると思います。 それらをすべて克服しながら結果を出し続けるということは、本当に頭が下がりますし、凄いことだとつくづく思います。 しかし、もしかすると、分野やスケール、影響力の大小は別として、「私達も同じように凄いんじゃないの」と思うことが時としてあります。 年齢差や男女差、経験差などによるコミュニケーションギャップであったり、様々な人生観や価値観、個性などによる人間関係の難しさであったり、出る杭は打たれ、自己が出せず、理解されないもどかしさであったり、過度な気遣いによる慢性的な心身疲労やストレスであったり、景気の浮き沈みによる職場転換やリストラなどの先行きの心配など、私達もグチやため息、弱音を吐きつつも黙々と乗り越え、克服しながら日々勤めを果たし続けている・・・。 決して有名なスポーツ選手や芸能人、文化人のように華やかで高収入ではありませんが、“随所の主”となって、“一隅を照らす”存在となり、そこで働く人々の刺激となり、癒しとなり、支えとなっていいエネルギーを与えている・・・。それはお客様や社外の方々にもきっといい影響の波紋(輪)を広げていっているのだと思います。 日本が世界から“いい国”だと評価されているのも、きっとそういった無名ながらもコツコツと職場の太陽となり月となった人々の汗と涙の無数の物語があったからなんだろうと思います。

ご縁のあった仕事で自分を磨く。 種が開花する土壌と環境を選んで。

かくいう私は、4度の転職を繰り返し、劣等感に苛まれながら、30才で起死回生の起業?をし、何とか24年間、山あり谷ありの経営者人生です。元々は体育の先生になりたかったのが、思ってもみない経営者に・・・。 私の場合は、本田選手の様な「夢、目標先行型」ではなく、目の前のパズルを必死で、夢中でめくってきたら「こんなところまできてしまっていたぁ」という展開型の人生で、自分の使命や役割が後になって分かってくる「自己実現型」の物語を歩んでいるように思えます。 今から思うと、卒業後に何の仕事に就くかという“就職”よりも、運命としてご縁のあった仕事を、自分を磨き、修養していく“修職”として捉え、自分自身を職場の華、地上の星として輝かせていく・・・その方がずっと大切なことなんだと思います。 娘には、いや、これから社会に羽ばたこうとするたくさんの可能性を秘めた若人には、そんな自分の種(たね)が、素晴らしい花となって開花する土壌と環境を持った、いい文化、風土、歴史、可能性を秘めた会社を選んで欲しいものです。 青年よ大志を抱け! 健闘を祈っています!!

Guts

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この記事を書いた人

株式会社プロ・アクティブ 代表 山口哲史(ニックネーム/ガッツ)

掲載メディア:https://column.ima-coco.jp/media/



兵庫県伊丹市出身。関西学院大学商学部卒。



(株)リクルートをはじめとする大企業勤務を経験のあと、1991年に株式会社ファイルド・アクティブを創業、2000年に現在の株式会社プロ・アクティブに改称。



ユニークな人柄と独特の感性で、人や商品・情報を引きつけ世に紹介することを使命とし、全力で当たる、魚座・B型の快男児。